WACCとは、加重平均資本コスト(Weghted Average Cost of Capital)のことです。
まずWACC(ワック)を求めるために考えるべきコストは2種類あります。株主資本コストと、負債コストです。
株主資本コストとは、株主が株式に資金を投じる時に求める期待リターンのことで、負債コストとは、金融機関などがお金を融資するときに求める期待リターンのことです。(投資を受ける側、借りる側から見ると追加で返すべき「コスト」なので名前にコストが入っている)
加重平均なので、例えば資金調達を100万円行い、90万円が株式による調達、10万円が負債による借入、株主資本コストが7%、負債コストが1%だとすると
(90万円/100万円)✖︎7%
+10万円/100万円✖︎1%
=6.4%
単純に計算すればこんな感じになります。
関連書籍
企業価値向上のための資本コスト経営: 投資家との建設的対話のケーススタディ
関連・参考サイト
Weighted Average Cost of Capital (WACC) Explained with Formula and Example