ボラティリティとは、価格変動の大きさの度合いを意味しています。
「ボラティリティが大きい」と言われても、あまりピンとはきませんが、「値段がよく上がり下がりするよ!」ってことです。
ビットコインは、1BTCで700万円になったり、200万円に下落したりするのでボラティリティがかなり大きいです。一方でうまい棒はほぼ永遠に10円前後です。ボラティリティが鬼低いわけです。
このボラティリティ、現代ポートフォリオ理論においては「標準偏差」で表すことが一般的です。実際に簡易的な例でボラティリティを求めてみましょう。
ある商品が4つの期間において「100円」「200円」「120円」「180円」と価格変動したとします。これのボラティリティを求めてみましょう。
まず平均値は(100+200+120+180)÷4で150となります。平均が分かれば分散を求めることができます。
(100−150)^2+(200-150)^2+(120-150)^2+(180-150)^2
=2500+2500+900+900
=6800
これを総数の4で割ると分散が出ます。
6800÷4=1700
この分散の平方根を取ると標準偏差です。
41.23
ボラティリティは41くらいになります。
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