残存価値とは、法律で定められた耐用年数が過ぎた後に残る資産価値のことを意味しています。減価償却を行うとき、100万円のパソコンがあったとして、1年で10万円ずつ価値が減っていき、耐用年数が8年だとすると8年後には残存価値が20万円になります。
こういった減価償却にまつわる意味以外に、DCF法において用いられる概念でもあります。DCF法によってある会社の企業価値を測るとき、だいたい将来5年分くらいの収支予測を立てて5年分のフリーキャッシュフローを求めます。
しかしこれを100年後までやるときりがないので、5年よりもあとはまとめて計算することが多いです。一般的には一定比率で成長していくと考えてそれを難しい数学の計算(無限等比級数の和)によって求めてしまうことが多いです。
しかし安心してください。この計算式はすでに存在しているので、実際には簡単な公式に数字を当てはめるだけで残存価値を求めることができます。
関連書籍
関連・参考サイト
Terminal Value (TV) Definition and How to Find The Value (With Formula)