ストーリーテリングとは、ビジネスにおいてブランディングをしたり、商品を販売するために用いられる手法で、ロジックではなく相手の感情に訴えかけるような物語を語ることです。
スタンフォード大学のジェニファー・アーカー教授によると、ストーリーテリングかどうかで聞き手の記憶に話が残る度合いが22倍も違うそうです。確かに思い返してみれば、物語る形で聞いた話の方が、イメージもできて、共感しやすくて、覚えやすいと思います。
とはいえ、ただ物語ればいいわけではありません。事業がどんな理想の社会を目指していて、どんな価値を持つのか、それによって暮らしはどう変わるのか。感情を揺り動かすようなストーリーなのです。
ストーリーテリングの手法には「敵を倒す物語」「再生する物語」「険しい旅物語」「出発と帰路」「底辺からの成り上がり」などの典型的なパターンがありますが、これらはほとんど神話でよくみられる流れです。神話を見れば、ウケるストーリーはわかるといって過言ではないでしょう。
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