株式とは、株式会社が資金を出資してくれた人に対して発行する証券のことです。株式は株式会社が資金を集めるための手段の一つで、株式によって調達したお金は返済義務がありません。
株主目線で考えると、最悪の場合、持っている株式がただの紙切れになってしまうリスクがあるということです。しかし、会社の価値が上がり、株価が上がった時に売れば、利益を得ることもできるわけです。
では、なぜ「株」というのでしょうか?代表的な説を2つ紹介します。
①ずっと残っている切り株
株は野菜のカブではなく、切り株(stock)の株が由来であると言われています。木を切ったとしてもっと残っている様子が、何かしらのビジネスに出資した権利が保持される様子に似ているため株式と呼ばれるようになったのです。
②枝分かれしていく分配の様子
株式は基本的には複数人が保有します。なぜなら、1人でお金を出すのであれば、株式を発行する意味がないですから。いろいろな人とリスク負担を分けることで自分1人で被るもしもの被害額を減らし、うまくいけばリターンがもらえるという構造にした方が安心して投資できるわけです。
切り株から生えている枝は、少しずつ成長し、枝分かれしていきます。その枝分かれの様子は、まるでビジネスで生まれた利益が複数の株主の元に分配される様子のようです。
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