PoWとは、コンセンサスアルゴリズムの1つで、簡潔に言えば、マイナーによるマイニングによってデータの正しさについて合意(コンセンサス)を得ましょうね、という仕組みのことです。これをすんなり理解するには様々なWeb3関連の予備知識が必要となります。
一つの記事だけ読んで内容を理解するのは少し難しいので、このページの1番下に記事を多めに貼っておきます。全てを読んでみて、理解を深めてください。
改めて、PoWとはビットコインなどの暗号資産の取引や送金のデータを正しくブロックチェーンに繋ぐための仕組みです。なぜそのようなものが必要なのでしょうか。
ビットコインがそもそも中央集権的ではない仕組みによって運営されているものなので、監視者がいなくてもデータが改竄されないようにする必要があります。
その監視の役割を担うのは、「他の人」です。正確には誰かが難しい計算をすることでナンスと呼ばれる値を計算して、それを求めた人の計算が、さらに他の人たちによって正しいと認められたときに、ブロックチェーンにその取引が記されるのです。そうしてこの計算をした人(マイナー)は報酬として暗号資産を得ます。
しかしさまざまある暗号資産でPoWが使われているものは案外多くありません。なぜでしょうか。
理由の一つはPoWによるマイニング競争が激化したことで、計算能力を上げるために消費電力量が増えて、これが問題になっているということです。
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Proof of Work Explained(Forbes)
ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)を支えるプルーフ・オブ・ワークの仕組みとメリット・デメリット