プールとは、学校やフィットネス施設などにある水が貯められた遊泳設備のことです。とはいえ、このページではお金やビジネスにまつわる「プール」について説明します。
ビジネスにおいてお金をプールする、という場合は「貯めておく」「共同出資する」というような意味になります。
さて、Web3関連の記事を読んでいると、「流動性プール/Liquidity Pool」という言葉が登場します。この言葉は、分散型取引所(DEX)の流動性を高めるためにユーザーがトークンを預ける場所を意味します。
流動性というのは、どれだけ頻繁にその暗号資産が取引されるか、ということを意味するものですが、売り手か買い手がいなくなると、取引ができなくなってしまうわけです。
この流動性を確保するために、流動性プロバイダー(流動性を提供してくれるユーザー)がトークンを複数組み合わせて流動性プールに預けます。これで売り手が少なくても買いたい人が買いたい時に買えるようになるので流動性が確保されるということです。
これは銀行が手元に数億円くらい預かり金を持っておけば、ほとんどの引き出しに対応できる、というような仕組みと似ているものでしょう。
関連書籍
関連・参考サイト