ニクソン・ショックとは、1971年8月15日にニクソン大統領が発表した「ドルと金の交換停止」などの措置を指しています。これによってドルの価値が暴落し、ブレトン・ウッズ体制が崩壊しました。ドル危機、ドル=ショックなどとも言います。
この出来事の背景には様々な事情がありますが、いくつか挙げると、
- アメリカの金保有量が減少しドルが暴落したこと
- 日本や欧州統一などによるアメリカの優位性の喪失
- 冷戦によるアメリカの軍事費の膨張
などです。こうしてアメリカが金に裏打ちされたドルによって世界経済を支えることが困難になったのです。
関連書籍
霞が関が震えた日―1971年 ニクソン・ショック 通貨戦争の12日間
関連・参考サイト
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