マルチ商法とは、ネットワークビジネスとも呼ばれ、何かしらのビジネスに参加した人が、さらに新たな参加者を勧誘することで無限に拡大していくような取引を行う商法です。
例えば、お金を入れておくだけで年間50%のリターンがもらえる「FX自動売買ツール」が60万円で買えると勧誘されたとします。いざ消費者金融などで親に黙ってお金を借りてそのツールを購入し、その運営組織に入ると、当然元手がないためツールを使えず、無駄に華美な服装をきた、偉い立場っぽい人からこんな話をされます。
「友達を誘ってこのツールを売れば、1人に売れるたびにバック(紹介料のこと)として10万円もらえるよ!だから10人さそっちゃって、それから100万円をツールで運用しようよ!」
よくあるマルチ商法の流れがこのような形でしょう。有名なアムウェイというマルチ商法団体ではかつて、ツボや水、フライパンなどを高額で友人に売りつけて、紹介料をもらうというようなマルチ商法が行われていたそうです。
こうして、嫌々勧誘をするうちに友人を1人また1人と失っていってしまうのです。
マルチ商法は「連鎖販売取引」という形で特定商取引法によって規制されています。
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