法定準備率とは、金融機関の預金残高のうち、中央銀行に預け入れないといけない比率のことです。
親が中央銀行で、子供のあなたが地方銀行だとします。この際、仮にあなたがギャンブルをして全財産1000万円を失ったら破産です。
でも例えばその20%の200万円を親(中央銀行)に預けておけば、仮にお金がなくなっても200万円は確保できます。
銀行の場合、破綻してしまったとしてもお金を預けてくれていたたくさんの顧客がいますから、そのリスクを下げて、かつそうなってしまった場合の対策も必要というわけです。
実際には中央銀行がこの法定準備率の操作を通して、金融機関の貸し出しへの姿勢などに影響を及ぼすことで金融緩和や金融引き締めを行っています。
関連書籍
アメリカ連邦準備制度(FRS)の金融政策 (〔世界の中央銀行〕)
関連・参考サイト
What Is the Reserve Ratio, and How Is It Calculated?