キャッシュフローとは、お金の流れなわけですが、フリーキャッシュフロー(FCF)とは、「自由に使えるお金」のことを意味しています。ファイナンスの中には「Cash is King」という言葉があり、キャッシュが非常に重視されていますが、フリーキャッシュフローも非常に重要なキャッシュの一つです。
フリーキャッシュフローの求め方は、色々とあります。簡単なものとしては、営業活動によるキャッシュフローから投資活動によるキャッシュフローを引くというものです。例えば、営業活動から300のキャッシュフローを得ていて、投資活動のキャッシュフローが-200だとすればFCFは100となります。
投資活動によるキャッシュフローについて補足しておくと、なぜマイナスかというと、設備にお金を投資するとお金がお財布から出ていくからです。あなたも一人暮らしを始めて、お鍋とフライパンをという設備を購入したらお金が出ていくでしょう。だから基本的にマイナスなのです。
しかし、より実務で使う計算方法はこれではありません。
FCF=税引後営業利益+減価償却費-設備投資-運転資本純増額
です。
ざっくり説明しておくと、減価償却費は会計上の数字であって実際にお金が出ていくわけではないので足し戻して、設備投資はすればお金が出ていくので引いて、運転資本純増額も増えればお金がなくなるので引く、という具合です。
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Free Cash Flow (FCF): Formula to Calculate and Interpret It