為替レートとは、ある国の通貨とある国の通貨の交換比率のことです。
例えば、1ドルが100円と交換できる時、為替レートはそのまま「1ドル=100円」となります。この為替レートが変動して、「1ドル=200円」になれば、同じ1ドルを買うのに必要になる円の価格が倍増したことになるので、「円安」になります。かつ「ドル高」です。
為替レートは2つの通貨の需要と供給によって決まるので、為替レートによってその国の国力が低いか高いか、とか、成長性があるかないか、といったことを一概に言えるわけではありません。
しかし、需要と供給によって自由に為替レートが変動するのは主に変動相場制を採用している国だけです。歴史的には日本円とアメリカドルの間で固定相場制が取られていた時期もありましたし、現在でも基軸通貨であるアメリカドルに対して固定相場制を採用している国が多く存在します。また、変動が緩くなる通貨バスケット制を採用している国もあります。
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