為替とは、一般的には「手形や小切手、証書などを使って現金以外の方法で決済すること」という意味があるのですが、外国為替の場合は、「他の通貨と自国の通貨を交換すること」を意味します。
歴史的な話をしましょう。
歴史上で為替の仕組みが発達した最初の場所は中世のイタリアではないでしょうか。地中海沿岸の都市ではバンコという両替商が為替業務を始めました。
なぜか?当時のイタリアでは貿易が盛んだったわけですが、船は沈没したり海賊に襲われるリスクがあるので、そこに通貨を乗せて運ぶのは大きな危険が伴いました。だからこそ、通貨以外のもので遠隔地との決済を行い、それを仲介する両替商もまた発達したわけです。
加えていえば、当時は十字軍遠征も起きたので、なおさら為替システムは発達していきました。
関連書籍
関連・参考サイト