イーサリアムは当時19歳だったヴィタリック・ブテリン氏によって開発されたプラットフォームで、このプラットフォーム内で取引される仮想通貨を「イーサ(Ether)/ETH」と言います。
イーサリアムの特徴を2つ挙げると、スマートコントラクトと分散型アプリケーションの構築機能です。
①スマートコントラクト
スマートコントラクトとは、ブロックチェーンに何かしらのプログラムを書き込むことで、設定した要件を自動的に実行する機能のことです。イーサリアムのスマートコントラクトは、仮想通貨の送金だけではなく、商品の売買や不動産取引など様々な場面に応用することのできる汎用性がある考えられており、実務の業務効率化や新しい事業に利用されていくことが期待されています。
②分散型アプリケーションの構築機能
分散型アプリケーション(DApps)とは、企業や政府、銀行などの中央管理者がいなくても稼働するアプリケーションのことです。アプリケーションを利用する参加者全員がデータを分散管理することで、アプリ内の意思決定に関わることができます。
元々はDAppsは専門的な技術を持ったプログラマーでないと開発が難しい領域でしたが、イーサリアムが登場したことでこれが簡単になりました。こういったアプリケーションの開発をするための環境を提供するプラットフォームとしての機能も持っているのです。
関連書籍
マスタリング・イーサリアム ―スマートコントラクトとDAppの構築
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