ダウ理論とは、FXトレーダーの間で知られる最も有名な分析手法の一つで、相場の値動きの特徴を6つの基本原則で説明する理論です。アメリカのアナリストだったチャールズ・ダウが提唱したことが名前の由来となっています。
①平均は全ての物事を反映している
②トレンドには3種類ある
③主なトレンドは3段階ある
④平均はお互いに確認されなければならない
⑤トレンドは出来高でも確認されなければならない
⑥トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する
それぞれ解説します。
①平均は全ての物事を反映している
平均価格には全ての要素が反映されるよ、という前提の確認ですね。
②トレンドには3種類ある
長期トレンド、中期トレンド、短期トレンドがあるよ、という話です。
③主なトレンドは3段階ある
先行期、追随期、利食い期があるよ、という話です。先見の明がある一部の投資家が安い値段で買い始めるのが先行期、値動きの変化を見て多くの投資家が買い始めるのが追随期、先行者が売って利益を確定し始める時期が利食い期です。
④平均はお互いに確認されなければならない
トレンドを知ろうと思ったら、関連しているいくつかの指標を見ようね、的な話です。
⑤トレンドは出来高でも確認されなければならない
出来高、つまり取引が活発かどうかでもトレンドはわかるよ、という話です。価格上昇がどういう段階か、また取引量がどれくらいかでおおかた状況は察することができます。
⑥トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する
それより前の高値と安値より、次の日の高値と安値の方が高い場合、上昇トレンド、逆なら下降トレンドに入るという法則です。
チャールズ・ダウだよ。
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