デビットカードとは簡単に言えば、利用と同時にその金額が銀行口座から引き落とされるカードのことを指しています。クレジットカードは信用のもと、一定期間後に引き落とされるため、デビットとは対照的です。
それでは、クレジット、デビットとはそれぞれどういった意味なのでしょうか。
クレジットは馴染みがあるとおり、信用・信頼、あとは貸付といった意味を持っています。デビットは借金・負債などの意味を持っています。
しかし、もう一つ興味深い意味があります。会計用語として有名な借方・貸方です。借方がデビット(debit)で、貸方がクレジット(credit)なのです。
では、なぜ借方と貸方がそれぞれデビットとクレジットなのでしょうか。
借方とは会計において、貸借対照表において資産を計上する左側の部分を意味し、貸方とは負債と純資産を計上する右側の部分を意味するものです。
一説によると、銀行業を営む会社の会計の、借方(左、デビット)には貸し付けたお金が書かれてあり、貸方(右、クレジット)は口座を開設してくれた人の預金が入っていたようです。これはユーザーから見て、借方が借金で、貸方が貸付にあたります。
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