コモディティとは、商品、生活必需品、日用品などといった意味の言葉です。しかし、ファイナンスの文脈ではより具体的な意味合いを持つことが多いです。
ファイナンスの文脈で「コモディティ投資」などというとき、コモディティとは金や銀、プラチナなどの貴金属、原油やガソリンなどのエネルギー、とうもろこしや大豆、米、ゴム、砂糖などの農産物といったものを指します。
株式や債券などの実体がない伝統的な金融資産に対して、コモディティや不動産などを実物資産などと呼ぶこともあります。
また、マーケティングの文脈では、商品のコモディティ化を止めるためにブランド戦略に力を入れる、などといった使われ方をすることがあります。例えば、自動車は発明された当時、画期的な商品でした。しかし、T型フォードなどの浸透で徐々にありふれたものになっていきました。こういった一般的なものとなることをコモディティ化と呼ぶわけです。
関連書籍
関連・参考サイト