債券とは、企業や政府、国などが投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券の一種です。
僕が企業で、あなたが投資家として少し具体的に想像してみましょう。
僕(企業)は普段、店舗を経営してハチミツを販売しているわけですが、「あ〜、お金が足りない!どうしよう!」という状況に陥りました。株式を発行することもできますが、銀行や投資家からお金を借りることもできます。
今回は投資家からお金を借りる、つまり債券を発行することにします。
普通は多くの投資家に沢山の債券を買ってもらうのですが、今回はあなた1人だと考えましょう。
・いくらで売るか
96万円で債券をあなたに売ります。僕は実質的に96万円をあなたから借りる形になります。
・いくらで返済するか
100万円で返します。あなたからすると、96万円で買った債券を1年後に100万円で売れることになります。お得ですよね、買いたいと思いましたか?まだ足りないと思うかもしれません。
・クーポン
債券はただ満期にお金が返ってくるだけではなく、クーポンがもらえます。例えば今回の例なら、1年の間に2回、1万円もらえる、みたいなものです。魅力的に感じますか?
他にも利子を考慮する場合もありますが、おおまかにこういった要素が重要になります。用語的に言えば、
・発行価格(いくらで買えるか)
・額面金額(いくら返ってくるか)
・表面利率(クーポンはいくらもらえるか)
・償還日(いつお金が返されるか)
・利払日(利子をいつ払うか)
みたいな形です。
細かい話に興味が湧いた場合は、本を読んでみてください。色々は解説本がありますが、読みやすくてわかりやすい本を下に1冊紹介しておきます。
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Bond: Financial Meaning With Examples and How They Are Priced