お金用語辞典VerBank【ベストエフォート方式/Best-Effort Method】

ベストエフォート方式

Best-Effort Method

ベストエフォート方式とは、シンジケートローンの組成方法の一つで、お金を借りたい人が求める金額を満たす金額を用意する最善の努力をしますよ、というだけで絶対にその金額に達しなければならないというわけではない、というものです。

ベストエフォートはまさに「最善の努力」という意味ですよね。

そもそもシンジケートローンとは簡単にいうと「複数の金融機関が手を組んで融資を行う」というローンのことで、リスクや負担額を減らす意図があります。

実はもう一つのローン組成方法があって、それがアンダーライト方式です。一定期間内にお金を貸してくれる人を集め切ることができなければ、金融機関自身で足りない金額を埋めて融資しなければならないというわけです。

さらにいえば、ベストエフォートという言葉にも色々な場所で出会えるでしょう。これは契約内容を完全に満たすわけではなく、満たす努力をしますよという意味です。主には電気通信のサービスにおいて、定められた通信速度を必ずしも満たしませんよ、という意味で使われます。

関連書籍

新しいファイナンス手法【第2版】-プロジェクトファイナンス/シンジケートローン/知的財産ファイナンスの仕組みと法務

関連・参考サイト

Best Efforts: Underwriting Definition With Example

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